FORIS NOVA×「ターミネーター2」4K有機ELで観る名シーン

「FORIS NOVA」で「ターミネーター2」4K版を視聴したときのレビューです。

FORIS NOVAとは?

FORIS NOVAは、EIZO初の21.6型OLED(有機ELディスプレイ/モニター)です。
主なスペックは次のとおり。階調と色表示がとても優れています。

  • 解像度:4K 3840 x 2160(アスペクト比16:9)
  • コントラスト:1,000,000:1
  • 表示階調:1024階調
  • 表示色:約10億7374万色(10-bit対応)
  • 輝度:330 カンデラ/m2(ピーク)・132 カンデラ/m2 (標準)
  • HDRフォーマット:HDR10、HLG

FORIS NOVA(EIZOダイレクト)

 

FORIS NOVAの購入レビューは下記からどうぞ。

レビュー | 有機ELモニター「FORIS NOVA」の圧倒的表現力に酔いしれる

「ターミネーター2」とは?

「ターミネーター2」(以下「T2」)は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演、ジェームズ・キャメロン監督による長編映画です。

「タイタニック」「アバター」でも知られるキャメロン監督が、1991年に制作し、全世界を熱狂させたSFアクション映画の金字塔。

後に人間軍の指導者となる少年を抹殺するために、未来から送られてきた機械軍の殺人マシンと、彼を守るために同じく未来から送られてきたマシンの壮絶な闘いを描いています。

スタッフ

監督・脚本・制作/ジェームズ・キャメロン

キャスト

アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック

 

FORIS NOVAでの「T2」鑑賞レビュー

「T2」は、HDRに対応した2019年2月8日発売の 4K UHD版を鑑賞しました。

同ディスクは、4Kデジタル修復された劇場公開版となります。

鑑賞したポイントは次のとおり。それぞれ、画像と共に解説します。

なお、画像は、引用のためにカメラでFORIS NOVAの画面を撮影したものです。

  1. 4Kレストアで向上した肌の質感
  2. 高コントラストで金属の存在感アップ
  3. 飛び散る細かいオブジェクト
  4. 光と影が織りなす映像美
  5. 輝度を感じるシーンはあまりない

 

4Kレストアで向上した肌の質感

T2

筋骨隆々!T-800の登場シーン(クリックで拡大)

T2

夕暮れの逆光シーンも美しく描写(クリックで拡大)

T2

肌のシワやキメまでしっかり確認できる(クリックで拡大)

T2

サラ・コナーの夢の中のシーン。手の平が剥けているのが分かる(クリックで拡大)

T2

自然光でもしっかりと色調整されている(クリックで拡大)

4Kリストアによる画質の向上で一番わかりやすいのが、人物の肌の質感です。

シュワルツェネッガー演じるターミネーター(T-800)は、金属骨格の上を皮膚組織で覆っているという設定。

蛍光灯下だとサイボーグ感が、日光の下だと人間味が感じられます。

単に彩度を強めるのではなく、各シーンにふさわしい色調整をしています。

FORIS NOVAでは、広域色によって、製作者の意図どおりの発色で見ることができます。

高コントラストで金属の存在感アップ

T2

オープニング(クリックで拡大)

T2

サイバーダイン社が保管していたターミネーターの腕部(クリックで拡大)

T2

公開当時、観客を驚かせた液体金属の表現(クリックで拡大)

T2

床の模様をからめた演出がすごい(クリックで拡大)

T2といえば、液体金属のターミネーター(T-1000)が有名です。

コントラストが強い金属描写は、FORIS NOVAなど有機ELの得意分野。

ターミネーターの金属骨格やT-1000の変身シーンなど、マテリアルとしての存在感が増しています。

飛び散る細かいオブジェクト

T2

舞い上がる水しぶき(クリックで拡大)

T2

飛散するコンクリートの破片(クリックで拡大)

T2

割れるフロントガラス(クリックで拡大)

T2

核爆弾の熱風に巻き込まれる(クリックで拡大)

T2

粉々になるT-1000(クリックで拡大)

T-1000が大型トラックで街を破壊しながら迫りくるシーンや、核爆発で人や建物が消し飛ぶ「審判の日」シーンは、T2の見どころの一つ。

爆発や衝撃で飛び散るオブジェクトを、4Kならではの精細感で描いています。

終盤の液体窒素で凍ったT-1000が破壊されるショットもキレイです。

光と影が織りなす映像美

T2

ジョンの顔つきもより美しく(クリックで拡大)

T2

警察病院内のシーンはコントラスト強め(クリックで拡大)

T2

T-800によるサラの治療シーン(クリックで拡大)

T2

手前のガラス、公衆電話、人物、奥のガラス、背景を丁寧に描き分けている(クリックで拡大)

T2

30年前の作品と思えないほどのクオリティ(クリックで拡大)

T2

激闘をシルエットで物語るショット。ジョンの横顔のシルエットもクッキリ(クリックで拡大)

T2

舞い散るチリもしっかり描写(クリックで拡大)

T2

アイル・ビー・バック(クリックで拡大)

T2

溶鉱炉を背にジョン直伝の決め台詞を放つ(クリックで拡大)

T2は、薄暗いシーンが非常に多いのが特徴です。

例えば、警察病院、倉庫での治療、溶鉱炉など。

FORIS NOVAでは黒が黒浮きしないので、これらのシーンを美しく表現してくれます。

ガスによる煙の中、たのもしい表情でT-800が「アイル・ビー・バック」と言い放つシーンは、いつ見てもしびれますね。

輝度を感じるシーンはあまりない

T2

核爆発の瞬間。明るい(白い)が、眩しさはそれほど感じない(クリックで拡大)

T2

炎もやや控えめな表現にとどまる(クリックで拡大)

ここからは、イマイチと感じた点。

輝度表現に優れるHDRにも関わらず、あまりそれを生かせていないと思いました。

爆発や炎など、ほかの新しい作品と比べるとややおとなしい、控えめな印象。

この辺りは、やはり古い作品なので仕方ないところでしょうか。

総評:4Kレストア+有機ELの相乗効果は抜群

FORIS NOVAの発売当時、デモ機で流されていたのは「T2」の正統な続編「ターミネーター:ニュー・フェイト」でした。

ならば、約30年前に制作された前作を、最新のOLEDで観たらどうなるのか?

視聴前は不安でしたが、杞憂だったようです。

輝度情報をうまく生かせていないシーンがあるものの、やはり4Kレストアと有機ELパネルの相乗効果は抜群。

何度も観ているにも関わらず、まるで新作のように見入ってしまいました。

「こんなシーンあったっけ?」という感覚に浸れるのは、今までのパッケージでは描き切れていなかった部分があるから。

旧作でも新鮮な気持ちで鑑賞できるのはうれしいです。

T2の4K版を未見の方には、ぜひ視聴をオススメします。

レビュー | 有機ELモニター「FORIS NOVA」の圧倒的表現力に酔いしれる

 

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